単焦点レンズを買う時にとっても大事な『焦点距離』。
単に『ズームの度合い』や『画角』が変わるだけじゃなく、写真にも大きな違いが現れます。
今回は、私が持っている『20mm』『50mm』『85mm』の単焦点レンズで撮影した写真を見比べながら、どんな違いがあるのか解説していこうと思います!

新しく単焦点レンズの購入を考えている人の参考になれば嬉しいです♪
【遠近感】焦点距離の違いで写真はこう変わる!単焦点レンズ20・50・85mmで撮影してみた
単焦点レンズで撮り比べてみた
今回、注目するのは『遠近感(パースペクティブ)』です。
それぞれの焦点距離で、どう変化するか比較するため、
・人物は場所を変えず、カメラマンが前後に移動し、人物が同じ大きさになるように写す
この2つの条件のもと、撮影をしました。
つまり、20mm(広角レンズ)の時は人物に近づいて撮影、85mm(望遠レンズ)の時は人物から離れて撮影しています。
\撮影のモデルはこの人/
85mm
まずは、単焦点レンズ『85mm』です。
島がかなり大きく写っていますね。
望遠レンズなので、みやゆうからは10mほど離れて撮影しています。
50mm
続いて、単焦点レンズ『50mm』です。
先ほどよりも、島が小さくなりました。
20mm
最後は単焦点レンズ『20mm』です。
島がかなり小さく写っています。
そして、青空もたくさん写り、広がりが感じられる写真になりました。
この時のみやゆうとの距離は1mほどです。
3つを比較
85mm
50mm
20mm
『みやゆう』と『島』との距離は、3枚とも同じはずなのに…。
こんなにも違いが出ました。
3枚を見比べた時、85mmで撮影したものは、みやゆうと島との距離がかなり近く見えますね。
この、前後の距離感が短く、圧縮されている現象のことを『圧縮効果』と言います。
圧縮効果が起こる原理のイメージはこんな感じです。
《望遠レンズの場合》
※丸『み』はみやゆうのことです♪
望遠レンズの場合、撮影できる範囲が狭く(画角が狭い)、撮影できる島周辺の景色も狭くなります。
その結果、写真の中に占める島の割合が大きく写ります。
《広角レンズの場合》
逆に広角レンズの場合、撮影できる範囲が広い(画角が広い)ため、撮影できる島周辺の景色は広くなります。
その結果、写真に占める島の割合は小さくなります。
こんな原理で圧縮効果が生まれるのです。
そしてもう1つ。
焦点距離の違いは、背景のボケ感も変わってくるんです。
先ほどの写真のうち、85mm(望遠)と20mm(広角)の写真を比較してみましょう。
85mm(望遠)
20mm(広角)
この2枚、全く同じ設定(F 2.0、SS 1/ 4000、ISO 125)で撮影しているのに、20mmは背景がくっきりして、85mmは島がボケていますよね。
この背景のボケ感の違いも、レンズを選ぶときのポイントになります。
ボケ感の違いがよく分かる写真がこちらの2枚。
85mm(望遠)
少し離れてみやゆうを撮影。
20mm(広角)
みやゆうに近寄って撮影。
この2枚、ちょっと場所は違いますが、設定は全く同じ(F 1.8、SS 1/640、ISO 100)です。
でも、背景が全く違って写っていますね。
こんな風に、望遠レンズと広角レンズはボケ感も違ってくるんです。
記事 名古屋駅前で『美容研究家忍者みやゆう』を本気で撮ってみた!撮影スポット&撮影のポイントをご紹介♪
まとめ:焦点距離の違いによって変わること
これらのことから、焦点距離の変化によって
②遠近感が変わる
③背景のボケ感が変わる
この3点の違いが起こることが分かりましたね!
ただただ、「画角が変わる」「ズームの度合いが変わる」だけじゃない!

これ知ると、ますますレンズ沼にはまってしまいそうですね😅笑
どんな写真を撮りたいかによって、購入するレンズは変わってきます。
この記事が、その参考になれば嬉しいです!
読んでいただきありがとうございました!
やじ

\この記事で使ったレンズ/
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