RAW現像って知ってますか?
一眼レフを持っているなら、ぜひとも使って欲しい機能の『RAW現像』について、カメラマンの私が超分かりやすく解説したいと思います!
撮影でいい瞬間を残すことは大事ですが、それと同じくらい編集作業も大事です。
私は撮影した後、その場面の雰囲気などに合わせて、1枚1枚色味や明るさなどを調整しています。
その編集作業に超関わってくるのがRAW現像。
知っていればきっと仕上がる写真が変わってくるはず!
この記事では、
・RAW現像するとどのように変わるのか
・メリット・デメリット
・実際にRAW現像している様子
をまとめています♪
これから写真をレベルアップさせたい人にぜひ読んでもらいたいです!
【初心者必見】RAW現像での撮影を超分かりやすく説明します!
RAW現像基本情報
そもそもRAW現像ってなんなんでしょう?
写真のデータができる前段階のもの
RAWデータというのは、撮影しJPEGとして写真が出来上がる前段階のデータのことです。
すなわち、データなので写真としてまだ完成していないものなんです。
なので、撮影後にデータの色の情報を変更すれば、明るさや色味を変えることが出来ます。
そして、その変更したデータをJPEGに書き出すことで、編集したのにも関わらず高画質のままのJPEG写真が仕上がるのです。
かなり自由自在に雰囲気を調整できるので、例えば、、、
くっきり目の左の写真、暖かく柔らかい雰囲気の右の写真。
こんな風に、画質を変えずに出来上がりを調整する事ができるのがRAW現像なのです!
RAWは和訳すると『生の』という意味。まさに、生のデータという事なんですね!
RAWデータが欲しい場合は撮影時に設定
このRAWデータですが、ほとんどのカメラで撮影が可能です。
ミラーレスカメラやコンデジでももちろんOK!
カメラで設定できますので、一度説明書などを確認してみてくださいね♪
私の使っているNikonD750の場合こんな感じです♪
(Nikonユーザーなら、このやり方で変えられます)
画面で設定を確認すると、JPEG保存の設定になっています。
黄色枠の『NORM』というのはJPEGの画像圧縮の割合を示すものです。
(Nikonでは『FINE』『NORMAL』『BASIC』の三段階あります。)
メニューの『静止画撮影メニュー』
→『画質モード』を選択。
すると、こんな感じで、どんな形式でデータを保存するか選べる画面になります。
RAW+FINEは、RAWデータとJPEGのFINEの2つともを保存する設定。
RAW+FINEを選んでみると…
表示が変わりました!
RAW現像でできること
先ほど、色味や明るさを変えれる、と書きましたが、実際どんなことをしてるのでしょうか。
RAWデータを編集する方法は、2種類あります。
一つはカメラ内で調整し、カメラ内でJPEGに書き出す方法。
もう一つはPCにデータを写し、編集ソフトを使って調整、JPEGに書き出す方法。
少し掘り下げて解説していきます!
カメラ内RAW現像
RAWデータで撮影した写真は、カメラ内で調整する事ができます。
実際にやってる様子▼
カメラのメニューを探せば、きっと『RAW現像』というワードがあるので、そこから編集してみましょう♪
ただ、調整しながら写真見れないし、時間がかかっちゃうので…
・数枚だけ調整したい!
・いちいちPCで作業するの面倒い!
って時に便利かもしれませんね♪
ソフトでRAW現像
たくさんの写真を調整したいなら、PCで作業するのが絶対お勧めです。
私が使っているライトルームは月額料金がかかってしまうのですが、メーカー純正のソフトもあります!
Canon:Digital Photo Professional
オリンパス:OLYMPUS Viewer
ペンタックス:Degital Camera Utility
↑こんな名前のやつ、聞いた事あるんじゃないでしょうか?
ない人は、カメラの空き箱の中をチェックしてみましょう。笑
どのソフトもだいたい出来ることは同じです。
ライトルームだと、こんな感じの項目があります。
それぞれのレバーを調整し、色味や雰囲気を変えていきます♪
RAW現像のデメリット
写真いろいろ編集出来るなんてめっちゃ良いやん!!
と思ったのではないでしょうか。
ただ、知っておかないといけない事もあります。
SDの容量をたくさん使う
先ほども載せたこの2枚、見比べてみてください。
黄色い枠の右側の数字が全然がいますよね。
カッコ内は『あと何枚撮れるか』という、SDカードの空き容量を示しています。
RAWで撮影すると保存できる枚数が少ないのは一目瞭然ですね。
実際、PCに取り込んでデータのサイズを見てみると…
上側のJPEGが5.6MBに対し、
下側のRAWデータは26.6MB!
約5倍もの容量を使ってしまうんです。
なので、RAWデータで一日撮影してたら、確実にSDいっぱいになっちゃいますね。
編集に頼る事に慣れると自分で設定出来なくなる
あとで明るしたり、調整すれば良いしね!
と思ってると、一向に自分のカメラ技術は身につきません。
日々違う撮影環境の中で、適した設定で撮れるように練習し、自分の設定で思い通りの写真が撮れるようになる、というのもカメラの醍醐味だと思います。
編集では調整仕切れない事もある
また、真っ暗な写真や、逆に白飛びしている(のっぺりした白色の部分がある)写真だと、編集では調整仕切れません。
ある程度は、撮影の状況に合わせた設定をしておく必要があります。
コンテストなどではNGの場合もある
RAW現像をやると、画像の編集が楽しくなって、ついついやりすぎちゃいます。
でも、もしコンテストなどを狙うのなら、編集しすぎた写真はNGになる事もあります。
実際にライトルームでRAW現像してみます!
メリットもデメリットも踏まえ…ひとまず、PCでRAW現像している様子を見せちゃいたいと思います♪
写真の編集はこんな感じ♪(4倍速)
編集でこれくらい明るさ変えることも。
(違いが分かりやすいのをチョイスしてみました!)けど
大事なのは、
編集に頼る事ではなく、
編集で出来ることを想定して撮影すること👍任せれるところは任せる。
設定よりもファインダー越しの相手が大切。 pic.twitter.com/EshFzIShDM— やじ @みやゆう専属 (@yaji_photo) 2019年1月8日
右のバーを調整すると、画像がどんどん変わっていきますね!
では最後に、RAW現像した写真を見比べてみます。
撮った写真の明るさだけ調整したもの。
ちょっとくっきり目に。
柔らかく暖かい印象になるように。
編集一つで、全然写真の仕上がりが変わってきます!
こんな感じで、その場やその人の雰囲気を考えながら、RAW編集で調整しているんです。
まとめ
RAW現像について、なんとなく分かっていただけたでしょうか?😁
これを知ると、カメラがより一層楽しくなるに違いない!!
RAW現像でやれることを理解し、編集に頼りすぎず、うまく使っていくことが大切です。
是非、RAW現像での撮影&編集、チャレンジしてみてくださいね!
読んでいただきありがとうございます!
やじ
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