『ピクチャーコントロール』とは、Nikonのカメラにある機能で、写真をくっきりさせたり、鮮やかにしたり、自分の好みのイメージにより近づけてくれる機能です。
他のメーカーだと『ピクチャースタイル』『ピクチャーモード』などにあたるのですが、これを変えると、全く違う雰囲気の写真に仕上がるので、表現の幅がグッと広がります!
こんにちは、カメラマンのやじです♪
今日は、写真の仕上がりを大きく左右する『ピクチャーコントロール』について解説します!
でも、ぶっちゃけ!
今は写真編集が簡単に出来る時代なので、撮った後でも「色の濃さ」や「くっきりさ」って変えれちゃうんですよね(^_^;)
でもでも!
このピクチャーコントロールの設定を知っていれば、イメージ通りの写真に仕上がるので、編集の手間が省けます!
そして、
自分で決めた設定で撮影し、イメージ通りの写真に仕上がるというのも、なかなか嬉しいものです♪
ぜひ、ピクチャーコントロールを操ってみましょう!
Nikon以外のカメラでも、呼び方が違うだけで仕組みは同じですよ〜♪
【ピクチャーコントロール】を設定すると写真の雰囲気がこんなに変わる!(ニコン)
写真の人:美容研究家忍者みやゆう
ピクチャーコントロールでこんなに変わる!
ピクチャーコントロールは、写真の仕上がりに関わってくる超重要事項なのですが、設定によってどう変わるのでしょうか?
設定による違い
Nikonのピクチャーコントロールには
この7つの設定があります。
同じ写真で7種類を見比べてみましょう。
(RAWモードで撮影をし、撮影後にカメラ内で設定を変えています。)
少しずつ、色の濃さや、くっきりさが違うのが分かりますね!
同じように仕上がりを変える設定に『ホワイトバランス』があります。
この記事にも書いていますが、ホワイトバランスは写真の色味を変えるもの。
対して、ピクチャーコントロールは、くっきりさやコントラストを調整をして、雰囲気を変えるもの、というイメージですね。
ピクチャーコントロールの設定方法
では、実際にどこで設定できるかを説明していきます。
私が使っているNikonのD750の方法を載せますが、他の機種でもきっと似てます♪
まずは、ピクチャーコントロールがどこに書いてあるか確かめましょう。
この場合、SD(スタンダード)になっていることが分かります。
メニューボタンを押し「静止画撮影メニュー」を選択。
そして、ピクチャーコントロールを選択。
各設定が出てきました!
この中から好きな設定を選び、撮影をしていきます。
各メーカーごとの呼び方
仕上がりを調整するこの設定は、各メーカーごとに名称が異なります。
キヤノン | ピクチャースタイル |
オリンパス | ピクチャーモード |
シグマ | カラーモード |
ソニー | クリエイティブスタイル |
パナソニック | フォトスタイル |
富士フィルム | フィルムシミュレーション |
リコー | カスタムイメージ |
それぞれ設定の種類も多少異なりますが、『出来上がりのイメージに合わせて設定を変える』という点では共通しています。
『仕上がりの設定』それぞれの特徴
では、それぞれの設定にはどんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。
SD スタンダード
スタンダードは、コントラストや色合いが、バランスよく調整されている設定で、どんな場面でもいい感じに仕上がる設定です。
ややくっきり目の仕上がりになります。
NL ニュートラル
ニュートラルは、スタンダードよりも柔らかい仕上がりになります。
被写体の色合いや階調をより忠実に再現してくれる設定です。
VI ビビット
ビビットで撮ると、かなりくっきりパッキリしますね。
写真の輪郭とコントラストが強調された設定です。
カラフルなものは、より色が鮮やかに写りますね!
ただ、色の階調を出すのがちょっと苦手。
先ほどの写真を見返してみると、ビビットだと、影やシワの部分があまり見えませんね。
この現象は『色がつぶれる』と言ったりします。
写真のコンテストとかだと、こういう所(階調がしっかり表現できているか)をチェックされたりします…!
ただ、ビビットはくっきり鮮やかに写るので、インスタグラムなどのSNSにとても向いていると思います♪
MC モノクローム
モノクロームは、その名の通り『モノクロ=白黒』に仕上げる設定です。
風景や建物、人物が、より印象的にかっこよく仕上がりますね!
PT ポートレート
ポートレートモードは、人物の肌をより滑らかな階調で表現できる設定です。
雰囲気はスタンダードと似ていますが、顔の部分を見比べると違いがよく分かります。
くっきりもしつつ、柔らかめな表現になりますね♪
『ポートレート』と書いてますが、人物以外もOK。
影の濃淡が和らぐので、風景や建物などでも活躍するモードです。
LS 風景
風景は、空の青さ、木々の緑、街並みなどを鮮やかに写すことが出来る設定です。
ややパッキリ目の仕上がりになります。
肌を柔らかく表現する『ポートレート』モードと比較しても、メリハリのある仕上がりになっていますね。
FL フラット
フラットは、コントラストをつけるなど演出を最低限にした設定です。
他と比べると、ぼやっとしていて印象が薄い印象です。
ですが、細かい階調を一番表現できる設定と言えます。
なので、細かい階調で撮影しておけば、編集しても階調を豊かに表現できます。
ちなみに同じく柔らかめの設定である『ニュートラル』と比較してみます。
フラットだと、腕のシワなどがより表現できていますね。
これは、黒色の階調を細かく表せているということです♪
ピクチャーコントロールを自分好みにカスタマイズ!
ピクチャーコントロールは今紹介した通り7種類なのですが、各設定をより自分好みにすることもできます♪
ピクチャーコントロールを設定する画面で、右ボタンを押すと、、、
こんな風に、細かく設定できる項目が現れました!!!
ここを調整すれば、『もっとくっきりさせたい!』『もっと鮮やかにしたい!』という理想により近づけることができます♪
ぜひ、自分好みの設定を見つけてみてください♪
ピクチャーコントロールを操り自分好みの写真に仕上げよう!
写真をくっきりさせたり、鮮やかにしたり、自分の好みのイメージにより近づけてくれるピクチャーコントロール。
いろんな設定を試し、ぜひ自分の好きな雰囲気を見つけてみてください♪
きっと写真の表現の幅が広がるはずです!
読んでいただきありがとうございました♪
やじ
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